■「若い女の肖像」29cmX22.5cm オーク 油彩 1470年頃 ベルリン絵画館所蔵
ペトルス・クリストゥス(1410年/1420年-1475年/1476年)はフランドル出身の画家。 この「若い女の肖像」は晩年の作で、まだ幼さが残る少女は左右アンバランスでオリエンタルな眼、陶器のような無機的な感じの皮膚感、不機嫌そうな表情などとても印象的で神秘性を伴った絵である。 初期フランドル派の絵画の中でもこの不思議な印象の肖像画は際立って特異な1枚であろう。
作家・澁澤龍彦もこの肖像画に取り憑かれた一人で、エッセイ「幻想の肖像」の中で紹介している。
wiki 若い女の肖像